2008年04月11日
 ■  「朝の散歩」

 先週の日曜日の事だが、「休みの日は昼まで寝る」のがモットーな私にしては珍しく、朝の6時前に目が覚めた。そのまま二度寝と行こうとも思ったが、折角の休日に早起きしたのだから、これは休日を満喫せねばと思い、布団から這いずり出た。

 

 カミさんが土曜日の夜から夜勤だった事もあって、家には私以外誰もいない。前日にコンビニで買っておいたパンを、よく冷えた牛乳で腹に流し込んで、クローゼットからライディングジャケットを引っ張り出し、身支度を整える。財布や携帯などをウエストバッグに放り込んで、施錠してからバイクを押して家を出た。早朝ゆえ、その場でエンジンをかけると近所迷惑になるからだ。

 

 家からしばらくバイクを押して歩き、住宅地を過ぎた所でエンジンをかける。エンジンの調子は上々、吹け上がりは今日も軽やかだ。そのままバイクにまたがり、ギアを1速に入れてゆっくりと発進する。行き先は決めていない。気の向くまま、風の吹くままにバイクを走らせた。

 

 眼下に広がるのは、青々とした海。吹き上がってくる風が心地良い。少し調子に乗ってバイクを走らせるうち、下灘駅までやって来てしまっていた。

 

下灘駅3.jpg

 

 下灘駅は、「青春18きっぷ」の販促ポスターにも使われるように、その景色が素晴らしい駅舎と立地だ。片田舎の駅と言ってしまえばそこまでなのだろうが、眼下に海を臨む駅は、なかなか見られないだろう。そのロケーションゆえ、訪れる人達も多いようで、私が駅に着いた時はまだ7時だったにも関わらず、駅舎やホームからの景色を写真に収めている、県外からの旅行者の方々が何人かいた。その内の一人から話を聞くに、彼もこの下灘駅を見るために、遠く岐阜から来たのだと言う。18きっぷのポスターを見てから、ずっとここに来たかったが、今日やっと念願が叶ったと、その彼は嬉しそうに話していた。

 

下灘駅2.jpg

 

 下灘駅を出た後、桜並木の伊予・長浜線を流しつつ、肱川沿いに大洲へ抜け、そのまま松山方面へと進路を取る。途中、「内子フレッシュパークからり」に立ち寄って一息入れ、そのまま小田に向かってバイクを走らせた。適度にカーブの続く道を、リズム良くバイクを切り返して抜ける。カミさんの事も他の事も考えず、ただバイクとの対話を楽しむ時間は、実に格別だ。

 

下灘駅1.jpg

 

 小田を経由し、砥部に下る。途中、すれ違うバイク数台と片手を上げて挨拶などを交わしつつ、そういえば何年も前に行った北海道では、これを当たり前にやっていたんだな・・・などと、もう10年も前の出来事に思いを馳せてみたりしながら、午前9時半、自宅へと帰還した。カミさんが夜勤を上がって家に戻るまで、あと30分少々ある。何かのCMではないが、「私の真ん中にオレが帰ってくる」という気分を、「良きダンナ」へと切り替えつつ、惜しむように残りの30分を、バイクのそばで一服つきながら過ごした、そんな日曜日の朝のこと。

営業課
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投稿者 jatehime : 2008年04月11日 09:00

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