2007年06月14日
 ■  軍師列伝 四回目

 やはりわが国で軍師といえば、竹中半兵衛重治である。
美濃の生まれであり、道三、義龍、龍興の斉藤氏三代に仕えた。龍興は蝮と称された祖父、その蝮を倒した父と同じ生まれとは思えないほどの昏君であった。その龍興の取り巻きがある日、登城中の半兵衛に小便をぶっかけるという暴挙におよんだ。およそ武士らしくない半兵衛を嘲弄してやろうとの思惑があったのだろうが、それにしても今日子供ですら考え付かないほどのレベルの低さである。そんな人間を回りはべらしている龍興の器の小ささも推して知るべし、というところか。一方、馬鹿にされた半兵衛はそのままにしてはおかなかった。まず、城に出仕する弟に仮病を使わせ、病気見舞いと偽り大量の見舞い品とともに半兵衛を含め十数人が城にはいる。夜半、城のものが寝静まった頃を見計らい見舞い品に偽装させて持ち込んだおのおのの武器を取り出し龍興の寝所を急襲。まんまと龍興を人質にとり、城外に伏していた舅であり美濃三人衆と称された安藤氏の手勢を招きいれわずか一晩で、難攻不落とうたわれた稲葉山城を落としてしまう。
 続く。

倉庫課 二十面豚
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投稿者 jatehime : 2007年06月14日 00:00

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