2007年06月13日
 ■  軍師列伝 三回目

 戦争は最大級の勝利を得たとしても国家的不幸である。
 今回は自らが参謀総長という軍の要職にありながら戦争を否定する名言をのこしたドイツのモルトケである。 1866年普墺戦争では、わずか七週間でオーストリアを屈服させる。このときモルトケは、わが生涯においてこれほど暇な戦争はないといったと伝えられる。それもそのはずで、この戦争に望む前に彼は入念な準備を行いあるとあらゆる事態を想定しそれに対する対策を練り万全の体制ととのえていたのだから。また1870年に起こった普仏戦争ではフランス皇帝を捕虜とし戦争開始からわずか四ヶ月でパリに入り戦争を終結させている。
 まさに神算鬼謀とも言うべき実績ではないだろうか。しかし天の配剤の皮肉であろうか、だれよりも戦争を嫌う男にだれもまねできない軍事の天才的手腕をあたえたのは。

倉庫課 二十面豚
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投稿者 jatehime : 2007年06月13日 00:00

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