2007年05月09日
 ■  国内産には、愛がある。

弊社に隣接する伊予柑畑ではゴールデンウィーク前から白い花が咲き乱れ、独特の甘い香りを漂わせている。温州みかんをはじめ、本年のかんきつ類の花つきは総じて良好のようで、実りの秋が楽しみな年となりそうである。
しかしながら、関係者には「豊作」を素直には喜べないある事情がある。近年の消費減退基調の中、数量増による単価ダウンがかなりの確率で想定されるからである。将に「豊作貧乏」の心配が頭から離れないのである。
現在の青果物価格が「需要と供給のバランスで決定される」ことを前提とすれば、供給過剰の場合は、需要を喚起し消費量を拡大しなければ単価は上がらない。そのため産地では以前より流通関係者と協力し、安心・安全・機能性・おいしさ・鮮度・話題性付加などの実現に並々ならぬ努力を続けているところである。
いま、果実の自給率(重量ベース)は4割程度である。半分以上は外国産の果物が胃袋の中に入っている。この状態の是非を問うつもりはないが、農業関係者の一人としては、せめて比率の逆転(国内産消費6割)を実現したいのである。
しかし、このハードルは生産者サイドからのプレゼンだけでは、到底クリアできないレベルのものと思う。消費サイドの理解と協力がなければ、消費低迷傾向に歯止めをかけるのがやっとであろう。
消費者と生産者が意識改革を行い、今まで以上に交流促進と価値観共有をすすめ、地産地消(国産消費)を基本とした「日本型食生活」に回帰できないものか。ソルティードックにはグレープフルーツが必要なことも分かるけれど・・・。
くしくも、毎年6月は食育月間である。国が定めた「食育推進基本計画(平成18年3月決定)」では、平成22年までに「小学生の朝食欠食率をゼロに」することを含め、知育・徳育・体育の基礎となる『食育』の啓蒙・実践を促進することとしている。この機会に今一度、自らの「食」についてジックリ考えていただけないだろうか。
ちなみに、愛媛県では毎月「第4金・土・日曜日」を「えひめ地産地消の日」とし、愛媛産農林水産物のファンづくりに取り組んでいる。愛媛産をはじめ多くの国内産の良さを再認識いただき、食生活プログラムに組み入れて欲しいものである。

自称「えひめ産には、愛がある。」推進人
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投稿者 jatehime : 2007年05月09日 00:00

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