毎度お馴染みとなってきた、普通のサイクリストがお送りする与太話だが、今回は私事などを織り交ぜつつ、人生の転機について話そうと思う。
人それぞれだろうが、それなり長いこと人間をやっていると、節目だとか転機だとか、そういう大なり小なりの変化に突き当たる時がある。小さなものだと、本日の昼食のメニューを何にしたものか?だのといったものから、大きなものだと、冠婚葬祭まで、それはもう様々なことが浮かんでくる。
私の個人的な変化といえば、予定通りに物事が運ぶならば、今年の11月に結婚する。今までは自分だけの人生を背負っているだけで良かったのが、これからはもう一人、人生を背負って生きていくことになる。無論、私だけが背負うのではなく、相手にしても私の人生を背負っていくわけだから、責任はお互い様なわけなのだが。
正直に言えば、自分が独立し、一家の長として家族を背負うことに対して、未だに確たる実感が沸かない。事今に至ってこんなことを言うのも少し情けなくはあるが、雲を掴むような話なので、正直、どう扱って良いか分からない・・・という所であろうか。
自分の両親は、息子一人・娘二人を育て上げ、家庭を丸く収めている。家族のあり方というものの、よくある典型的な光景なのだろうが、今、自身でそのスタートラインに立って、自分の親達が、どれだけのことをしてきて今に至っているのかを、少しずつ実感している。
子供三人を育て上げ、それぞれを県外の大学にまで通わせる・・・これがどれだけしんどいことなのか、自分で働き始めてから、少しずつだが分かってきた。そして、自分にそれと同じことが、果たして出来るのだろうか?と、不安にもなった。
「親にしてもらったことを、我が子にもしてやれて、初めて親と肩を並べられるんだ」
・・・と、私の恩師が昔語っていた。その当時は良く分からなかった言葉だが、人生の一つの節目を迎えた今、その言葉の重さを、ひしひしと感じている。
これから先、生きている以上、様々な転機に突き当たることだろう。けれど、その時その時を大切にして、選んで行きたいと思う。人間は道を選ぶことによって何かを背負うのではなく、選んだ道を進んだ先で、何かを背負って行くものだから。
営業課 普通のサイクリスト
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