2007年02月02日
 ■  T.KAMEOKA・KMD Cutaway

昨年の5月に発注した「亀岡ギター」がようやく完成してきました。

それもつい数日前、1月28日に届きました。

 Kameoka_KMD_050_01.jpg

押尾コータロー丸山ももたろう等・・・の愛用するギターの製作を一人だけで一から製作している松山在住の手工ギター製作家の亀岡隆之作のギター。

 

シリアルナンバーは050番。彼がギター製作販売を始めてから50本目という事です。ちょうどこのナンバーが該当するロットの製作だったので指定してこの番号のギターにしていただきました。

 Kameoka_KMD_050_02.jpg

亀岡隆之氏は現在まだ若干30歳ですが今や日本を代表する若手ルシアーなのです。

最初に亀岡氏の顔を写真で見たのは押尾コータローの運営するブログのこの記事でした。最初見た時の印象は「なんじゃ??こんなに若い人なん??」といった印象だったのを覚えています。

それからご本人にメールして価格やら製作期間やらいろいろやりとりした後に実際にご自宅2階にある工房にもお伺いして打ち合わせをして、発注したのは昨年の5月。

実際の製作に取り掛かったのは6月末ですので完成まで7ヶ月あまりでした。

その間詳細打ち合わせを兼ねて、一緒に食事に行ったりしていろいろ話しもしました。

 

亀岡隆之氏、彼は大阪でエレキギター製作の専門学校を出た後に松山で一人で勉強してアコースティック・ギターの製作を始めたそうです。今はギター製作に使う道具までをもご自分で製作されるとの事。職人さんってすごいですね・・・。

 

当初はMartin(マーチン)ギターのコピーモデルを製作していたそうですが、ある時期にコピーモデル製作が煮詰まってしまって限界を感じ、今や人気、実力ともに現在世界のトップルシアーであるアメリカのErvin Somogyi"アーヴィン・ソモギ"のもとにギター製作を学びに行き、帰国して最初に製作したオリジナルギターをひっさげてギターフェアに出展、そのギターを押尾コータロー氏が購入していったという夢のような本当の話です。

当初から彼の製作するギターはスバ抜けて音はよかったようです。マーチンのコピーモデルを製作していたまるっきり無名の時代には地元の楽器店に委託販売という形で販売してもらっていたようです。当時、実際に販売した楽器店の方の話によるとマーチンのギターを購入しに来た方が亀岡氏の製作したギターを弾いてみて亀岡氏の製作したコピーモデルのほうが音が良かったので亀岡ギターを購入していった方が何人もいるという逸話を話してくれました。

 

彼のギター製作スタイルは半年で5本を作っていくという方法。年間で10本のペースでギターを作っています。今は発注して2年待ちくらいのようですので私の場合はまだ早く入手できたほうだと思います。

ちなみに彼のギターを発注できるのは大阪の江坂にある「ドルフィンギター」と松山の「WEST」の二箇所のみです。販売枠としては半年で製作される5本の内、4本はドルフィンギター、1本はWESTが販売できる事になっているようです。

 

でもギターというやつも車と一緒で実際に見てみるといろいろオプションが付けたくなるので困ったものです・・・・。

私自身もオプションはいくつか依頼しました。具体的にはカッタウェイ、ナット幅、ブリッジ弦幅、トップ(表板)材(ヨーロピアンスプルース)、バインディング(カーリーコア)、ペグ、ロゼッタ(スポルテッドメイプル)あたりはオプションを指定して製作していただきました。特にロゼッタは希少材のスポルテッドメイプルを使用してもらったのですが見た目が落ち着いた感じになってお気に入りです。

後はオプションにはない隠しメニュー??のボディヒッティング用に補強をしていただいてます。(でも実際にはもったいないのでヒッティングはしないと思います・・・)

また近くに工房があるという事で贅沢にもネックの製作時には実際に工房にお伺いしてネックの形状、厚みを指定して調整していただきました。

 Kameoka_KMD_050_03.jpg

後30年後にはどんなギター製作家になっているのか、まだまだ若いのでこれから先が楽しみな職人さんです。

聞くところによるとバイオリン等は部品の数が100点以下、ギターは300点前後あるそうで、ギター製作家の方が一生のうちに製作できる本数はバイオリンの数分の一の300本程度だとの事。その少ない本数の内に音を追求し、自分の欲する音・ギターを作り上げていかないといけないのですから大変な世界だなと思います。

 

余談になりますが、世界で活躍する押尾氏の使用するギターが以下のような一般の住宅地の中にあるご自宅の二階で製作されているというディープさにもかなり惹かれます。

 Kameoka_KMD_050_05.jpg

工房はこんな感じです。

ご自宅の二階を改装して工房に使っておられます。

この時はちょうど押尾さんのギターを製作していました。

Kameoka_KMD_050_04.jpg

 

総務課 Guitar Collector

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投稿者 jatehime : 2007年02月02日 00:00

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コメント

亀ちゃんギターいいですね!
音色はどんな感じなんでしょうか。演奏面のコメントも是非アップしてください。

投稿者 リトルジョージ : 2007年02月21日 15:00

コメント有難うございます。
音についてですが現在押尾さんのツアー「Color Of Life」で使用されている亀岡ギターが前のロット(昨年6月完成)のギターですのでそれに準じた音かと思います。
このギターについては今回のツアー「Color Of Life」で使用されているギターと同様の補強もしていただいた関係上よく似た音になっていると思います。
感覚的な表現になりますが、分離がいいと表現しておきます。
マーチンとも違う、ソモギとも違った亀岡さん独自の音の方向性ですね。
この音で現在の亀岡ギターの価格ならとてもリーズナブルだと思いますよ。

投稿者 Guitar Collector : 2007年02月21日 15:19